概要
Profile.
兵庫県歯科衛生士会について
ご挨拶
歯科衛生士への追い風と求められる高い専門性と総合力 
今年の第11回定時総会は、6月19日(日)に開催し、すべての議案が承認され終了しました。また、総会前の表彰式では、兵庫県歯科衛生士会に功労のあった方々に功労賞、歯科衛生士賞、特別賞の授賞式を行いました。
本会は、今年度に入り、王子動物園において主催事業を実施しました。歴史のある本事業は、1990年(平成2年)から、コロナ禍の2年間は中止しましたが毎年実施し30回目を迎えました。この事業は、1928年(昭和3年)から始まった厚生労働省等や日本歯科医師会が主催する「歯と口の健康週間」の一環事業として実施しました。この週間の6月5日(日)に、感染予防対策を徹底した上で、兵庫県歯科医師会のご協力を得て、400名を超える参加者を迎え実施しました。
新規事業は、兵庫県の委託事業を受けて「歯科衛生士による認知症対応力向上研修会」を実施し、関連事業を実施する予定です。
今年度に入り、歯科界に追い風となる通知や報告がありました。兵庫県は、歯及び口腔の健康づくりをより一層推進していくことを目的に、単独条例「歯及び口腔の健康づくり推進条例」を制定し、令和4年4月1日から施行しています。また、国は、経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針2022)に、すべての国民が生涯を通じて歯科健診を受ける国民皆歯科健診の導入に向けて、閣議決定しました。このように国や県の政策は、歯科界にとって追い風となる一方で、歯科衛生士は、知識や技能等の高い専門性と総合力が求められます。
本会は、昨年度、歯科衛生士のさまざまな問題解決のための基礎資料とすることを目的に歯科衛生士勤務等実態調査を行いました。この調査は、2001年(平成13年)より、5年毎に行い5回目を迎え、今回は、歯科衛生士を取り巻く環境の変化を踏まえ、就業状況、労働条件、勤務先別の業務の実施状況、感染予防対策の実態等を調べました。この調査結果は、関係機関・団体等への令和5年度の要望や事業計画に反映します。
この数年間のうち、県下の歯科衛生士養成機関は、専門学校に歯科衛生士科が増え、3年制の短期大学部が4年制大学になりました。また、来年度も専門学校や4年制の学部が増える情報も入っています。さまざまな就業先に長く勤務することができる環境の整備も同時に必要です。
本会事業に加えて、兵庫県から委託を受けて令和2年度に創設しました「兵庫県歯科衛生士センター」の登録者は、令和3年度の協議会での目標であった500名を達成し、現在523名(6月末)となり、令和4年度事業の実施に向けて動き始めました。
会員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和4年7月吉日
公益社団法人兵庫県歯科衛生士会
会長 高橋 千鶴
組織の概要
会の設立 | 昭和40年4月 |
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社団法人設立 | 平成11年4月 |
公益社団法人移行 | 平成24年4月 |
会員数 | 1265名(令和4年3月末) |
名称 | 公益社団法人 兵庫県歯科衛生士会 |
所在地 | 〒650-0003 神戸 市中央区山本通5丁目7―18 兵庫県歯科医師会館3F 事務所 詳細MAP(イラスト) / GoogleMap |
TEL | 078-341-6471 |
FAX | 078-945-7871 |
hdha@silver.ocn.ne.jp |
公益社団法人兵庫県歯科衛生士会は、北は日本海から南は瀬戸内海にわたり日本の縮図とも言われるそれぞれの特性のある地域を、兵庫県医療圏域の10支部に分け、それぞれの支部では支部長を中心として、地域に求められる歯科保健活動や普及啓発活動などを行っています。 また、本会は支部活動を支援するとともに、行政や兵庫県歯科医師会をはじめとする他団体との連携を図り、県民に向けて積極的な活動を行っています。さらに、職能団体として、社会に貢献することができる質の高い歯科衛生士の育成を行っています。
設立目的(定款第3条)
この法人は、兵庫県における歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上のため、歯科衛生の普及啓発、歯科保健指導等を行うとともに、歯科衛生士の倫理の高揚及び資質の向上を図り、もって県民の健康の維持向上及び福祉の増進に寄与することを目的とする。
事 業(定款第4条)
この法人は、前条の目的を達成するために、次の事業を行う。
( 1 )歯科衛生の普及啓発に関する事業
( 2 )歯科保健指導に関する事業
( 3 )歯科衛生士の倫理の高揚及び資質の向上に関する事業
( 4 )その他前条の目的を達成するために必要な事業
県民に向けた活動では、1990年から30年以上にわたり、神戸市立王子動物園での「歯っぴいスマイルフェスティバル」を毎年開催し、多くの親子連れで賑わいます。また、健康公開講座は、毎年1回開催し歯や健康のことなど県民にとって身近な話題を取り上げ、毎年定員以上の申し込みがあり好評を得ています。
歯科衛生士の資質向上を目的とした研修会は、平成25年度からは、兵庫県・兵庫県歯科医師会のご協力のもと、全国に先駆け「卒後研修必修プログラム」を開始し、継続実施しています。内容は卒直後の新人歯科衛生士から経験年数ごとの3段階のコースで実施し、復職を希望する方も増えてきています。また、日頃の活動の成果を歯科衛生学術研究会・フォーラムで報告する機会を設けています。
広報活動では、学術誌や兵衛だよりなどの発行、行政や歯科医師会からの受託事業、県内歯科衛生士養成機関との連携など多岐にわたる活動を行っています。
平成7年の阪神・淡路大震災、 平成16年の水害、平成21年の佐用町の水害などの支援や県外への支援をいかして指針やリーフレットを作成しています。
常に、地域に貢献する専門職団体として活動を行っています。
会の構成
役員構成 理事一覧
支部構成 支部長一覧
組織図
会員の構成 (定款第5条)
- 正会員 この法人の目的に賛同して入会した歯科衛生士
- 準会員 この法人の目的及び活動に賛同し、入会した個人及び企業・団体等
- 学生会員 歯科衛生士養成課程 及び大学院等の在籍者
- 賛助会員 学生会員以外の個人及び企業・団体等